敷地調査と地盤調査の依頼について

近年では、地震の影響もあり住宅だけでなく、地盤について考える人が増えてきました。
その中でも、具体的に地盤調査というのはどのように行うのか、気をつけるべきポイントはどこかで悩んでいる人が多くいます。
今回は、そのような問題点をクローズアップして、役立つ情報を案内させていただこうと思います。

依頼の必要性

敷地調査、地盤調査の依頼ですが、今では以下のような目的で依頼する方が増えています。

依頼する理由で最も多いのは、地盤が緩んでいると家が建たないことに対する不安からです。
地盤が緩んでいる家というのは、悪徳業者で取り扱っている家だけではありません。
近年では、度重なる地震、その他の災害の影響で地盤そのものが緩んでしまうことも多く、中には家が傾いていることがわかりづらいケースまで存在します。

このようなトラブルが発生してしまう原因は、主に調査不足とされています。
建築会社は、専門的に地盤の調査を行える会社を通じて、調査を行っているわけではありません。
建築会社のほうで定められた手順で調査を行い、法律上、問題のない土地に家を建てられるか、その測定を行っているだけなのです。
そのため、数年ほど経ってから土地そのものが不安定になり、原因を探ったところ、地盤が緩んでいたことがわかったというケースも存在します。

また、敷地調査、地盤調査の依頼は、家を建てるのが不安という方だけでなく、土地そのものに詳しくない人も依頼したほうが賢明です。
というのも、一般的な土地の安全基準というのは、土地に見合った家を建てた場合を想定して、安全基準を設けているだけだからです。
そのため、実際に家を建てた後に、リフォームなどを通じて家の形を変える、もしくは使っていなかった土地に新しく家屋を建築すると、その行為をキッカケとして地盤が緩んでしまうこともあるのです。

敷地調査、地盤調査の実態

地盤を正確に調査する費用はマチマチなので、実は定まった料金が存在するわけではありません。

敷地調査、地盤調査の実態として、最低でも数十万円の費用がかかるという実態があります。
時折、地盤になんの問題も見られないので数万円で済んだという話も存在しますが、このようなケースは、事前に地盤の安定性が確保されやすい平野などで、家を建てた場合に該当するだけです。

それと、地盤が軟弱と判断される場合、杭を打つといった対応で地盤を強固にする必要がありますので、杭を打つという話を聞いた時は、必ず工事でかかる費用をシミュレーションしたほうが良いでしょう。
料金のシミュレーションそのものにはお金がかかりません。

ですが、杭を打つだけで100万円以上の工事費用がかかることが多く、且つ、さらに高額な出費になるケースでは、200万円~500万円ものお金がかかってしまうこともあるのです。
建築会社では、このような費用を100万円程度と案内していることが多いのですが、基礎的な工事までで100万円という意味です。
そのため、追加工事が必要という場合は、100万円程度では済まないと判断したほうが良いでしょう。

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